男性有名人が子どもを連れて、農村で72時間の旅行体験をする人気バラエティ番組「爸爸去哪児」（パパ！どこ行くの？）の映画版が春節シーズンの1月31日、封切られる。テレビ版のアンコール的位置づけで、広東省広州市の長隆野生動物園で過ごす親子の5日間を追った内容だ。
番組は、昨年10月より湖南衛視で放送開始。アイドル歌手の林志穎（ジミー・リン）、飛び込みの金メダリスト田亮など、4歳から6歳までの子どもを持つ5人の父親が、農村や海辺の町などに親子で滞在し、家事と子どもの面倒に奮闘する様子を追った。
普段テレビ画面で見せるのとは違うスターたちの素の表情や、父親として苦労する姿が視聴者の共感を呼び、瞬く間に全国的な人気番組に。親子が訪れた北京市郊外の霊水村、雲南省文山州の普者黑風景区などが観光客であふれ返ったほか、番組内で親子が着ていたペアルックの服がよく売れるなど、ちょっとした社会現象となった。
映画版でも、基本的な内容は変わらず。全国6カ所を巡って昨年末に第1シーズンが終了したテレビ版の追加といった形で、敷地面積100万㎡の長隆野生動物園を舞台に、動物たちと触れ合う親子の姿を描いた。動物園には100 種を超える計約2 万匹の動物が飼育されており、500人規模の撮影スタッフが、チンパンジー、コアラなどと子どもたちのユニークなやり取りも余さず収録。老若男女楽しめる作品となっている。
【騰訊娯楽 1月12日】