不注意でATMにカードが吸い込まれてしまったときの“面倒”を解決するため交通銀行はこのほど、終日セルフでカードを取り戻せる新機能を打ち出した。同機能は近いうちに、全国各地で導入予定。まずは人の流れが激しい空港や駅、病院など“カード吸い込み”発生率が高いエリアに設置する計画だ。
交通銀行電子銀行部の関係者によると、従来はATMにカードが吸い込まれると、身分証明書を持参して所定の場所へ出向き手続きをするしかなかった。異なる銀行のカードの場合はさらに面倒で、一定の引き取り期間を過ぎると、紛失届けを出したうえで新しいカードを発行してもらう必要があった。
新機能を搭載したATMでは、吸い込まれたカードはしばらく機械の“一時預けエリア”に保存される。所有者はカード番号の下4 桁とパスワードを入力すれば、いつでも自動でカードを取り戻すことができる。また、交通カード以外の銀行カードでも、このATMで取り戻しができるという。
交通銀行は昨年、カードが吸い込まれても90秒以内にパスワードを入力すれば、その場で取り戻せる機能を導入したばかり。だが、利用者が現金取り出し後にカードを忘れてその場を離れてしまうと、取り戻したくても手間がかかるという状況が依然として続いていた。
【烏魯木斉晩報2月24日】

