干支をテーマにした豪華な装飾で知られる毎年恒例の「豫園春節ランタン(提灯)祭り」が1月31日から2月17日まで、豫園商城にて開催される。午年の今年は、全長10mにおよぶ、金色の巨大馬型ランタンが主役だ。
祭りは毎年、春節から18日間にわたって、明、清の時代の江南様式の建物が立ち並ぶ敷地面積5万3000㎡の豫園商城で開催されている。色とりどりの提灯は全て、職人が手作りしたもの。干支をはじめ神話や古典、故事をモチーフにした提灯のコーナーも設けられ、中国らしい春節の雰囲気を楽しめるとして人気を呼んでいる。
今年は「豫園灯会二十載,龍馬精神中国夢」(豫園ランタン祭り20周年、“神馬”のような精神でチャイニーズ・ドリームを実現)をテーマに掲げ、高さ6m、全長10m、重さ3tの“神馬”ランタンが登場する。10日までに、中央のメイン広場にその姿を現しており、晴れの舞台に向け準備は万端といったところ。
蛇年の昨年は、春節連休の7日間と元宵節前後の3日間に、観光客数がそれぞれのべ300万人、150万人を超え過去最多を記録したこの祭り。華東地区全体でも「春節中に観光客が最も多かった場所」となっており、国家級の無形文化遺産にも認定されている一大イベントだ。
【解放日報 1月13日】

