軌道交通2号線が7月26日、東京の女子校を舞台にしたTVアニメ「ラブライブ」の登場人物が描かれた列車の運行を開始し、中国初の“痛車”(アニメキャラを描いた、見ていて痛々しい車)として、ひざまずいて崇めるファンが現れている。
この列車は、7月31日に始まった中国最大級のゲーム展示会「チャイナジョイ」にあわせ、「ラブライブ」の携帯ゲーム宣伝のため、ゲーム会社が広告スペースを買い取ったもの。計8車両の外側にアニメに登場する美少女キャラ9人の絵が描かれ、車両内側にはゲームの広告ポスターが貼られている。
軌道交通側の説明によると、ゲーム会社が広告契約を結んだ列車は1本だけで、契約期間は約1カ月間。ファンの中には、プラットホームにひざまずいてキャラクターの絵を崇める人や、写真を撮ろうとする人も。とはいえ、列車がプラットホームに停車したわずかな時間では全キャラの写真を収めることは難しく、1本だけしかない“痛車”が再び現れるのを駅で7時間も待つ熱狂的なファンもいるという。
これらファンの姿はインターネット上でも話題になっており、「信仰と同じで、個人の好みに他人がとやかく言うべきじゃない」「いくら好きでもさすがに大げさ。乗り降りの秩序を乱している」など多種多様り乱れている。【東方早報8月1日転載】

