中秋節の贈り物として定番の月餅についてこのほど、過剰包装を規制する法律が定められた。今年上海市で販売される月餅のうち、400元以上の高額商品が昨年より半減するなど、早くも効果が現れてきている。
今回定められた法律では、「包装コストが商品価格の20%を超えないこと」「箱内の空きスペースは箱全体の60%以下にとどめること」の2点が明記された。
菓子商品の管理や市場調査、交流イベントなどを行う上海市糖製品協会によると、今年の中秋節シーズンに上海で売り出される箱入り月餅は330種。うち100元以下のものが40%、101元以上200元以下のものが38.2%で、計78.2%を占めている。
いわゆる高級商品と考えられる201元以上の価格帯では、201元以上300元以下が15.2%、301元以上400元以下が6.6%。特に高額な401元以上の商品になると、わずか7種(2.1%)で、昨年の14種から半減している。
また、同協会は毎年、特に優れた月餅を「上海名特優月餅」と定めているが、今年選ばれた44社143商品について実施した調査では、うち85%の企業が包装コストを17%以下におさえ、「杏花楼」など老舗を含む18社の商品が空きスペースを5割以下にとどめていることが確認された。【東方網 8月12日 転載】

