グラミー受賞ピアニストが強力メンバーと上海に登場
躍動感あふれる演奏で米グラミー賞にも輝いたピアニスト、上原ひろみが11月、2年ぶりの上海コンサートを行う。世界最高峰のベーシストとドラマーを共演者に迎え、オリジナル曲を中心にリズミカルなものからベートーヴェンのピアノ・ソナタまで演奏する。
ジャズピアニストとして高い評価を得つつ、ジャンルにこだわらない活動範囲の広さも魅力だ。今年は6月にニューヨークの名門ジャズバーブルーノートで10年連続公演を成功させ、8月にはJポップシーンで活躍するキーボード奏者、池田貴史との共演による年末ライブの開催も発表。さらに幅広い音楽ファンからの注目を集めている。
今回共演するベーシストのアンソニー・ジャクソン、ドラマーのサイモン・フィリップスはともに抜きん出たテクニックにより世界で知られる大物ミュージシャン。上原を加えた3人で3枚のトリオアルバムを制作しており、ライブ演奏も円熟味を増しつつある。上原が「無限の可能性がある」と語るトリオ編成でのコンサートは、音楽ファンならずとも必聴と言えそうだ。





