上海市中心部にある中山公園で最近、公園内の案内板についてインターネット上で「英訳がひどすぎる」との批判が集まり、管理側が次々に案内板を撤去するという騒ぎがあった。原因については明らかにされていないが、その内容から、コンピューターの翻訳ソフトを使用したものと推測される。
騒ぎの発端は、あるユーザーが数日前にネット掲示板に投稿した案内板の写真の数々。「近百年来」(ここ100年で)は、「Nearly hundred years come」と漢字一文字一文字を直訳しており、「颇发幽思」(深く思わせる)は「so hair ponder」に。「石亭夕照」(石亭を照らす夕日)に至っては、前半部分にピンインを使ったことで「Shiting Sunset」と、非常に汚い言葉(shit)を連想させる結果になっており、「大都会なのに、まともな翻訳者はいないのか?」「上海の恥」といったコメントが殺到した。
公園側もこの騒動に気づいたのか、ほどなく案内板は次々と取り除かれた。その後、長寧区政府新聞弁公室が公式微博上にて、「公園管理側が問題のある案内板を撤去している。今後は外国語系の大学に翻訳を依頼し、改めて案内表記を行なう」と説明し、事態は収束に向かっている。【新民網 6月10日 転載】

