格安運賃で知られる航空会社、春秋航空が7月18日に、国内初となる「コスプレ便」の運航を上海-大阪便で実施する。人気アニメのキャラクターに扮した乗客を搭乗させるというもので、利用者の7割を占める25歳から35歳までの“アニメ世代”をターゲットに、同日から便数が増える大阪便をPRする狙いだ。
これにあわせて春秋航空は「微博」上で7月2日の正午まで、全国からコスプレーヤーを募集中。アカウントをフォローし、自分の写真やコスプレしたいキャラクターの画像をアップすることで応募が可能だ。うち10人から20人がコスプレ乗客として選ばれるほか、特に微博で「いいね」を押された回数が多い上位3名には、燃油税を除く往復航空券代が無料となる特典もある。
コスプレするキャラクターの種類に制限はなく、たとえば縁起の悪い「死神」といったものでも問題ないとしている。しかし民間航空の規定によって剣、刀などの持ち込みは禁止されているため、それらを小道具として使いたい場合は、紙などで手作りして代用する必要がある。
これまで国内の航空会社では、客室乗務員が民族衣装を着用したり、東方航空が子どもの日の6月1日に浦東、虹橋空港にてスパイダーマン、白雪姫に扮したスタッフによる搭乗手続きを実施した例などがある。しかし今回のような乗客参加型のコスプレ企画は、国内の航空会社では初の試み。春秋航空はまた、“名探偵コナンの故郷”である鳥取便の就航も計画中としている。【東方網6月25日 転載】

