成都の火鍋店、臨時休業し食事会
四川省成都市にある火鍋店がこのほど、街で働く180人の清掃員を招いた無料の食事会を開催した。店側は今回のイベントのためにわざわざ店を臨時休業する力の入れようだった。
イベントの責任者である李さんは「彼らの仕事は本当に大変。凍りつくような寒さの中、彼らに温もりを届けたい」と、その目的を話す。「火鍋店がオープンしたときに10万枚以上のチラシを配ったが、その多くが街の通りに捨てられた。清掃員たちにご迷惑をおかけしたので、こういった形で謝罪の意を表明したかった」とも語っている。
開催にあたって、店側は町役場に相談し、管轄エリアの清掃員招待に成功。「もともと1人当たり50元の基本メニューを150人分用意していたが、最終的には180人が集まった。すべてのテーブルが満席で、みんな楽しく食事をしてくれた」。
最後に李さんは「私たちの周りをきれいにしてくれてありがとう。もっと多くの店が参加し、この温もりをつないでほしい」と話し、街の“美容師”に感謝を示した。【華西都市報12月5日】

