小米科技が3位にランクイン!!
米調査会社IDCが10月30日に発表した第3四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比25.2%増の3億276万台で、小米科技が年上半期に3位だった中国華為に取って替わり初めて3位にランクインしたと報じた。
同市場は、首位が韓国サムスン電子、2位が米アップル社と上位は変わらないが、3位以下は、小米、聯想(レノボ)、華為、そして韓国LG がしのぎを削る構図となっており、ここ数年、中国勢が躍進している。
なかでも、小米は、安価なハイエンド端末で急成長しており、今年上半期の売上(税込)は同149%増の330億元と大きく伸びている。小米は今後、国際市場での販売拡大を目指すが、ユーザーの個人情報管理や特許権、知的財産権の取り扱い問題が課題となっており、対応が急がれている。
また、華為は、低価格競争が激化する国内市場において、規模拡大路線から脱ローエンド、ブランド力向上や利益向上へと経営方針の転換を急いでいる。先に発売したミドルハイエンド機種のMate7は販売が絶好調で、生産が間に合わない状況となっているほどだ。
聯想は、米モトローラ・モビリティの買収や、端末のインターネット販売などを行う新会社を設立するなど、ブランド力、キャリアとの関係や特許において優位性を確保し、同市場でのシェア向上を狙っているが、小米や華為と比較して老舗体質の同社が新しい人気商品を生み出せるかどうかは未知数だ。【第一財経日報11月5日】

