検索サイト大手の「百度」はこのほど、15 年度にスマートフォン上で入力された文字についての調査結果を発表し、語気、口調を表す単語「語気詞」で最も使用頻度が高かったのは「嗯嗯(うんうん)」だった。調査結果は、同社がリリースしのべ約6億人のユーザーを持つスマホ用中国語入力ソフトの利用状況を、同社ニュース部門が分析しまとめた。
語気詞の使用頻度2 位は「哈哈(ハハ)」で、嗯嗯のおよそ6割強。3位は「呵呵(フフ)」、4位は「好吧(いいよ・いいでしょ)」で、嗯嗯に比べ頻度は半分ほどだった。5位は「哦哦(おお)」。
また、1年間で1人のユーザーがスマホで打つ平均文字数は9万9848文字で、小説1冊程度に匹敵。女性だけに限ると平均12 万546文字と、男女間に明確な差が見られた。
世代別では20 歳から24歳の層が最も多く字を打っており、平均13万2057文字。地域別では香港地区が最多の平均14万9929文字で、台湾地区、山西省、江蘇省がこれに続いた。逆に少なかったのは湖北省、貴州省、重慶市など。
ほか、近年多用されるようになった「売萌(萌え表現)」の単語では、女性が最も多く使っているのは「好哒」(「好的(良い・OK)」と同義)で、使用頻度は男性の約3倍。2 位が「討厭(嫌い・いやだ)」で、続く「嗯呢」「嗯哪」(いずれも「嗯(うん)」と同義)とともに、女性の6割以上が使用していた。
男性の間では「嘿嘿(へへ)」が人気で、女性を上回る使用率。世代別では、いずれの「萌詞(萌え言葉)」も20歳から24歳の層による使用率が高かった。
【新華網 12月30日転載】



