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華為と英国海洋エンジニアリング大手Global Marineとの合弁会社で、海底通信ネットワークの開発・敷設・保守などを手がけるHuawei Marineは、パキスタンと東アフリカを結ぶ海底通信ケーブルPEACE(Pakistan East Africa Cable Express)を敷設する。11月6日、主要出資者のTropic Science社とともに事前調査を開始した、と発表した。2019年第4四半期の完成を目指している。
パキスタンとジブチおよびケニアの東アフリカ2国家を結び、さらにエジプトと南アフリカへも延伸する総延長距離1万3000kmのケーブル網で、中国からアフリカを経由して欧州に至るケーブル網の距離を、現状の約半分まで短縮することになるという。また、増大をつづけるユーラシア東西およびアフリカ間の情報通信量を処理する代替ルートとしても機能させる。
同プロジェクトは10月に開かれた第3回アジア太平洋海底ネットワーク・フォーラムで、Huawei Marine、Tropic Science、China-ASEAN Information Harbor、中国建設銀行との間で覚書が交わされた。

↑ 西インド洋を舞台に、新たな海底ケーブル網敷設プロジェクトが始動した(写真はイメージ、Huawei Marine社ホームページより転載)



