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海洋エンジニアリング大手の中集来福士海洋工程（CIMCラッフルズ）は12月5日、ロシアの海洋エンジニアリング研究機関大手クリロフ研究センターとの間で、北極海における移動式ボーリング複合体の開発で、協力協定を締結した、と発表した。ロシア産業貿易省と中国工業・情報化部の間で推進されてきた共同事業の方針に則ったもの。
クリロフ研究センターは艦船の流体力学や動力装置、概念設計などの研究をおこなっており、軍民両分野にわたってロシアの艦船や海洋エンジニアリングを支えている。
一方、CIMCラッフルズは1977年に煙台で造船工場として設立後、ボーリング・プラットフォームを皮切りに、海洋エンジニアリング船舶、海洋牧場プラットフォーム、海上風力発電フロートなど、各種海洋エンジニアリング設備の開発建造に携わってきた。現在、国家級海洋エンジニアリング研究院をひとつと、海洋エンジニアリング設備の建造工場および運営会社を3社ずつ保有し、従業員数は1万人近い。これまでの海洋エンジニアリング設備の累計建造実績は36基。
今後両者は、北極海のボーリング事業に関して技術・ビジネスの両面で協力を進めていく。
↑ 北極海の海底探査に向け、ロシアと中国が連携（写真はCIMC社のニュース・リリースより）
