【BizCHINA企業動向】
自動車メーカーの衆泰汽車は10月25日、米国の自動車輸入販売業者HAAH Automotiveと提携し、米国市場にセダンおよびSUVを投入する、と発表した。初弾のSUVは2020年に米国市場に投入する。
衆泰汽車は2003年設立。浙江省永康市に本拠を置き、ガソリン車や新エネルギー車の開発製造を手掛けている。杭州、重慶、日本の横浜とイタリアのトリノに研究開発センターを展開、2000人強のR&Dスタッフを擁しており、エンジン、トランスミッション、バッテリー、モーター、車載エレクトロニクスなどコア部品の設計製造もカバーしている。浙江省、湖南省、重慶、山東省に生産工場を持ち、中国国内およびアルジェリア、チリ、ロシアなどにも販売ルートを有する。16年からの2年間で累計30万台以上を販売した。
一方のHAAH Automotiveは、35年以上の自動車輸入販売経験を持つDuke Hale氏が14年に設立した。非米国メーカー車の米国市場での販売ネットワーク構築を手掛けており、製品・サービス・交換部品などを扱うディーラーの北米市場ネットワーク化に取り組んでいる。現在までにレバノンの自動車メーカーW Motorsのスーパーカー、ライカンとフェニアの米国市場での輸入代理販売をおこなっている。
今回の提携では、衆泰がHAAHに、同社のセダンおよびSUVの米国市場における独占販売権を授権している。

↑衆泰汽車のSUV「T600」。HAAH社によると2020年9月に米国市場に投入される(画像は衆泰汽車のホームページより)



