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発電事業大手の中広核は12月28日、広東省東部の2海域で海上風力発電ファームを着工した、と発表した。
着工したのは汕尾後湖と恵州港口の2ファーム。前者は陸豊市湖東鎮後湖南方海域に位置しており、2021年12月末に全面稼働するスケジュールで、発電力は500MW、年間の電力供給量は13億8900万kW時を計画している。火力発電に比べ年間で石炭燃焼量45万3900t、二酸化炭素排出量90万3500tの削減になる。
後者は恵東県港口鎮南方の海域にあり、22年6月末に全面稼働させる。発電力は400MW、年間給電量は9億5900万kW時を計画しており、石炭燃焼量31万3300t、二酸化炭素排出量62万3700tの削減につながる。
同社は原子力発電事業からスタートしたが、近年では自然エネルギー発電に注力しており、広東省では17年6月から複数の地点で海上風力発電プロジェクトを進めている。

↑広東省で海上風力発電ファームの建設を推進(中広核のニュースリリースより)



