南京のコネクテッドEV開発メーカーBytonは5月8日、量産工場をメディアなどに初公開した、と発表した。メディア、行政、ディーラー候補者など約100人が視察に参加した。
南京市経済技術開発区にある同工場は、面積約80万㎡、総投資額110億元。2017年9月に着工し、既に押し抜き、塗装、溶接、組立、およびバッテリー生産の5つの主要ホールには設備が搬入され稼働準備に入っており、19年第3四半期にはEVの試験生産を開始する。
工業4.0の標準に合致した次世代型工場を目指している。溶接ラインには335台のオーダーメイド・ロボットを配置しており、自動化率は99%に達している。塗装ラインでは熱風循環による高熱乾燥ルームを設け、3回の塗装と2回の熱風乾燥、薄膜による塗装の前処理などにより、美観に優れ10年以上の防腐効果を持つ車体をつくる。バッテリーは寧徳時代から供給されたセルとモジュールをもとに組み立て、出荷前に全数検査をおこなう。
工場のお披露目では、SUV「M-Byte」の試験用車両とプラットフォームも初公開した。試験車両は既に100台生産しており各種テストに投入している。

↑ 車両プラットフォームのお披露目も交えて、量産工場を案内した(Bytonのニュースリリースより)



