家電メーカー大手の格力は11月19日、湖南省長沙市で中央空調の生産拠点を稼働させるとともに、冷蔵庫と洗濯機の生産拠点を着工した、と発表した。
同社は長沙に産業園を設置しており、3つの生産拠点も産業園内に立地している。同産業園は総面積16.6㎢。リサイクル・センター、物流センター、空調工場などが稼働しており、これまでの投資額は100億元、19年の年間売上高は約150億元を見込んでいる。現在建設中の生産拠点などが稼働したのちには、年間売上高300億元となる見通し。
このうち空調生産工場は2016年6月に着工。家庭用空調機器を生産する第1期工場は総面積48万㎡、今回稼働した中央空調工場は第2期の位置づけとなる。主要生産品目は大型水冷・空冷機器および関連製品で、年間生産能力は5万台。既に広州南駅や武漢軌道交通などに導入されており、今後も大型商業施設や交通機関に導入されていく予定。
今回着工した冷蔵庫と洗濯機の生産拠点は第3期工場で、総面積約64万㎡、年間生産能力は450万台。格力の家電部門の18年売上高は前年比64.9%増で、17年の同33.95%増から伸びが加速している。
↑格力が長沙で中央空調工場を稼働させた(写真は出荷品第1号、格力のニュース・リリースより)



