チタン酸リチウム電池やEVなどの開発メーカー銀隆新能源は、浙江省と成都に相次いでEVバスが導入された、と発表した。
安吉では、以前導入されたBRT(bus rapid transit=バス高速輸送システム)につづいて56台のマイクロ・バスが公共交通機関として導入された。同社によると、かつて鉱山業が盛んだった安吉は環境汚染に悩まされた過去から、環境調和型の地域づくりに積極的に取り組んでおり、EV公共バスの導入もその一環。導入したバスは全長8mで、小柄な分、山道での機動力などにも優れるという。
一方の成都では4月から、同社のBRTを使って市内中心部と郊外のパンダ基地を結ぶ、BRTパンダ線の運行が始まった。老上海の市電をイメージした復古調の外観に、冷蔵庫や空調、カフェ・コーナー、車載トイレ、監視カメラ、GPSなどの装備を搭載し、観光客の利便性を図っている。都心の商業地区である春煕路を出発し、清代の建物が残る観光商業街の寛窄巷子、文殊院や熊猫大道などの地下鉄駅を経てパンダ基地との間を往復する。
(銀隆新能源3月30日付および4月7日付ニュース・リリースより)

↑安吉に導入されたEVマイクロ・バス(銀隆新能源3月30日付リリースより)

↑成都では、都心部とパンダ基地を結ぶ電動BRTが運行開始(同4月7日付リリースより)



