京東は7月10日、傘下でスマート技術の提供を手掛けるJD Cloud & AIが、中国のIoV(Internet of Vehicle)サービス・プロバイダのAutoAIと提携した、と発表した。コントロール・パネルに、AutoAIが搭載済みのナビゲーションや音楽機能に加え、京東のスマート・ホーム機能や自動化機能を追加したM6スマート・コントロール・パネルの開発を目指す。
M6コントロール・パネルは、京東ユーザー・アカウントで、京東の自動車アフターマーケットにログインして入手できる。ユーザーの車両の走行距離、車種、エンジン・フィルターのモデルといった各種情報を登録すると、京東のIoVシステムが、必要と思われる製品やサービスを選定してスクリーン上で推奨する。
同システムはまた、近隣のガソリン・スタンドや洗車場の表示、目的地へのナビゲーション、スクリーン上での決済などの各種機能を提供していく。スマート・ホーム機能を通じて、車上から家電などを遠隔操作することもできる。
JD Cloud & AIのvice presidentのJohn Zhou氏は「M6パネルは自動車オーナーにとって、スマートフォンのように重要なアイテムとなっていくだろう」と語る。
京東はフォルクスワーゲンや吉利など40社以上の自動車メーカーと200以上の車種のスマート化で提携している。

↑ パネル機能の一例。近隣のガソリン・スタンドを案内するとともに、パネル上で料金支払いもできる(写真は京東のリリースより)



