ゲームの企画開発を手掛ける中国のmiHoYo社は7月4日、同社の主力ゲーム「崩壊3」と、日本の人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のコラボが決定した、と発表した。本稿執筆時点では、具体的なコラボ内容は双方いずれの制作会社も発表していない。
miHoYoは2012年、同人ゲームの開発・販売サークルを前身に設立した。同年にモバイル用ゲーム「崩壊学園」をリリースし、16年にその第3弾となるアクションゲーム「崩壊3」を市場投入、中国を中心に多数のファンを獲得するヒット作品となった。
19年3月現在、上海本社には約800人の開発メンバーが在籍。17年売上高は前年比約4倍、18年は同約3.5倍と成長を続けている。15年には日本に現地法人を開設、日本市場への浸透も進めている。
一方のエヴァンゲリオン（エヴァ）は1995年、日本のアニメ制作会社ガイナックスが制作したTVアニメ。登場人物の性格設定や心理描写、旧約聖書をモチーフとした独特の世界観などが話題を呼び、今に至るも劇場版の新作が制作されるヒット作となった。
2020年6月末に劇場版最新作が公開される予定だったが、新型コロナウイルス災害の影響で延期となっている。
↑ ゲームと連動した自社制作のアニメや漫画も組み合わせ、キャラクターへの感情移入を盛り上げる「崩壊3」。7月3日に発表された新作PVは7月6日正午現在、bilibili上の公式動画だけで270万回以上再生されている（写真は上海の軌道交通徐家匯駅構内で上映中のダイジェスト版）
