コネクテッドEV開発メーカーの小鵬汽車は1月23日、天津に新型充電ステーションの第1号を開設した、と発表した。無料充電サービスに加え、2時間の無料停車サービスを提供する。充電スペース9枠と、直流充電スタンド4台、交流充電スタンド5台を設けている。
重要機能のひとつがタイヤストッパー。各充電スペースにはIP68防水性能と耐冷性を備えたタイヤストッパーを備えており、低温や雨雪などの気象条件下、あるいはタイヤに踏まれた際にも、充電中の自動車を固定できるよう図っている。ドライバーは小鵬のコントロール・アプリでストッパーを昇降させられる。また、小鵬ブランドの車が停車した場合のみ電力を供給する仕組みになっており、他ブランドの車両による停車スペースの占有回避を図っている。
同社は2020年9月、ドライバー向けに終身無料充電サービスを提供すると発表し、独自の充電ステーションの開発を進めてきた。自主ブランドの充電ステーションにより同社モデルへの効率的な充電を図るとともに、公共充電スタンドの混雑回避や、ステーション周辺の商圏との連携も視野に入れている。12月29日までに全国100都市に670カ所のステーションを設けてきたが、今回は新型ステーションを設置した。

↑ 自社モデルのドライバー向けに、新型の無料充電ステーションを設置した(小鵬汽車のリリースより)





