海信は12月28日、青島市内に同社会員向けの体験店「品質の家」のグローバル1号店を開設した、と発表した。2021年には同様の「品質の家」およびスマートライフ館を計60店オープンする計画。消費者との接点の拡大を狙う。
同社は生活家電から娯楽用電化製品まで横断的に扱う中国国内でも数少ないメーカーのひとつであり、各事業領域に有力なブランドやプラットフォーム型の傘下企業を確立している。今回開設した体験館は、同社では唯一、海信のほか東芝、日立、容声、科龍、古洛尼、ASKOなど同社が取り扱う主要ブランドを含む全ての製品やブランドの直営店であり、同社自身による直販を試すテストベッド的な役割を兼ねている。
同社と客が結びつく専用の空間を構築することで、ユーザーの声を拾い、より高品質で市場ニーズに寄り添った製品を打ち出し、支持を保つことを目指して直販に着手した。
また、ユーザーとの交流を実演することで、代理店や専売店のレベルアップにも結びつけていく狙いがある。

↑ユーザーとの接点を増強するため、全ブランドを網羅した体験店を開設した(画像は海信のリリースより)





