農業用ドローン開発を手掛けるXAGは2月8日、江蘇銀宝グループの塩城市農業水利発展社との間で、塩城市経済開発区における無人農場の共同建設に関する戦略協定を締結した、と発表した。
無人農場は、農業の高度化を目指す塩城市のプロジェクトのひとつ。スマート農場の一種で、播種、肥料散布、除草、農薬散布、利水といった各種農作業をドローンにより省人化しながら、将来的に無人運営を目指す。現時点では、3人でおこなっていた農作業を1人でこなせるようにすることが目標。XAGは農業用のドローン、ロボット、自動運転、AI、IoTといった各種システムを提供し、スマート農業の実現を図る。
3月に着工し、6月10日までに竣工する。また、スマート農業の指揮を担う農業ビッグデータ・センターを4月末までに建設し、6月の運用を開始する。
中国では農村人口の高齢化などに伴い農業の供給側改革が進んでおり、農業設備のデジタル化、農場管理のオンライン化やスマート化といった取り組みが重ねられている。

↑ ITやロボットにより農場運営の高度化を目指す。ドローンもその一翼を担う(XAGのリリースより)





