中国政府や上海市などは13日までに、新型コロナウイルスの感染対策について調整を行い、入国者に義務付けている施設での隔離期間をこれまでの7日間から5日間に短縮し、搭乗前48時間以内に2回義務付けていたPCR検査陰性証明についても、1回に削減するなどの緩和策を発表した。密接者についても隔離期間を同様に5日間に短縮する。いずれも、その後3日間の自宅隔離はこれまで通り行う必要がある。
このほか、2次接触者については特定追跡調査を行わないことや、「高」「中」「低」のリスク地域区分を「高」「低」の2種類に変更すること、現在校内で毎日実施している児童や学生のPCR検査を週3回に減らすことも発表した。
また、感染源や感染経路が特定できない場合を除き、行政区域全体での一斉PCR検査を行わないことや、陽性者や密接者が判明した際の封鎖対象の単位を居住棟とし、小区や地域全体にむやみに拡大しない方針も記している。

