上海市政府は11日までに、新型コロナ対策として全市で実施中の移動制限について、陽性者の有無によって居住エリア「小区」(場所によって村、ビルなどが管理単位の場合あり)を3つに分類し、対応を分ける措置を発表した。
それによると、過去7日間以内に陽性者の報告があった小区を「封控区」、過去14日間以内に陽性者の報告があった小区を「管控区」、過去14日間陽性者の報告がなかった小区を「防范区」と定義。
封控区の住民には、7日間の外出禁止を求め、陽性者の報告がなければその後7日間の小区内健康観察措置に移行する。小区内健康観察措置中は、住民は小区から出ることはできない。その間に陽性者の報告がなく、13日目のPCR検査で住民全員の陰性が確認できれば、防范区として扱う。
管控区の住民に対しては7日間の小区内健康観察措置を実施し、その間に陽性者の報告があれば封控区として扱い、報告がなく6日目のPCR検査で住民全員の陰性が確認できれば防范区として扱う。
防范区の住民については行政区内の移動を認めるが、陽性者の報告があれば封控区として扱う。
なおいずれの場合でも、住民には不必要な外出や集まりを控えるよう求めている。
—上海市のコロナ対策—
■封控区(過去7日間以内に陽性者の報告があった小区)
7日間外出禁止+7日間小区内健康観察
■管控区(過去14日間以内に陽性者の報告があった小区)
7日間小区内健康観察
■防范区(過去14日間に陽性者の報告がなかった小区)
行政区内での移動を許可
一部の区では、公式WeChatにて小区ごとの分類を発表し始めている。
【普陀发布】普陀区の小区詳細分類リスト
https://mp.weixin.qq.com/s/M9VrnbNvQrWtxNrNKpkt7A
【緊急連絡先】
110 警察
119 消防
120 救急
12345 市民服务热线(上海市民ホットライン)
日本語ボランティアへの電話のかけかたは以下の通り
(1)12345にかけたあと、7を押して「英語サービス」へつなぎ、簡単な英語でよいので、日本語サービスへ回してほしい旨伝えると、日本語ボランティアの対応に切り替わる。
(2)12345にかけたあと、0を押して「総合サービス」へつなぎ、簡単な中国語か英語でよいので、日本語サービスへ回してほしい旨伝えると、日本語ボランティアの対応に切り替わる。
※現在問い合わせが多く、12345につながりづらい状況になっている
※ほか封鎖中に生じた生活上の不便などは小区を管理する「居委会」へ相談を
【上海发布 上海市公式WeChat】必須

【疫情地図】お勧め

所在地周辺の感染者状況を地図で表示
日付、範囲などでソートも可能
今回の3分類に基づき、防范区移行の予定日時表示機能も実装された
【騰訊新聞 新型冠状病毒肺炎 疫情実時追踪】

中国および国外での感染状況をリアルタイム更新
【日本語オンライン医療相談・受診が可能な病院】
※情報は4月8日時点
(1) パークウェイ医療
受付電話番号:13331920535(この番号でWeChat検索可)
電話受付時間:毎日8時〜17時
日本人医師2名が対応(医療に関する一般的な相談)
(2) サンテック病院
受付電話番号:02153308008
受付曜日・時間:毎日9時〜18時
日本語を話す中国人医師が対応(内科、外科、小児科、眼科、整形外科)
(3) コロンビアクリニック受付
電話番号:02133050626
受付曜日・時間:毎日9時〜21時
日本語を話す中国人医師2名が対応(心療内科1名、耳鼻咽喉科1名)
(4) 東和クリニック
受付電話番号:
古北院:021-5204-6123
天山院:021-5299-1377
浦東院:021-5017-9407
受付曜日・時間:毎日9時〜18時
浦東:日本人医師2名が対応(外科1名、内科・小児科1名)
浦西:日本語を話す中国人医師1名が対応
(5) グローバル・ヘルスケア・クリニック
ホットライン:13671955332(代表番号は中国語・英語で対応。その後日本語対応番号の案内あり)
受付:毎日9時〜18時
日本語を話す中国人医師2名(心療内科・内科・小児科)が対応
【領事館業務】
館員が在宅勤務体制で邦人保護等の支援業務にあたる。緊急時の問い合わせは以下の通り
電話:021-5257-4766(24時間受付)
【外務省 海外安全ホームページ】

日本の外務省からの安全情報



