全国大学生5万人超の就職希望調査
全国5万人余りの大学生を対象にした就職希望調査の結果がこのほど発表され、調査に参加した27%の学生が卒業後の理想の勤務地として上海市を選択。これまでの調査で1位だった北京市に取って代わり、もっとも理想的な勤務地であることが明らかとなった。
この調査は中国日報社が発行する英文週刊紙「21世紀英文報」が、全国100カ所余りの主要な大学の5万1000人余りの学生を対象に実施したもの。注目すべきは、上海が理想の勤務地1位に選ばれたものの、上海の学生が上海に留まりたいという希望は弱まっていること。一方で、その他の都市の学生が上海で働きたいという希望が全体的に強まっている。
また調査では、卒業後の希望月給が前年比約3%減の6564元で、10年以来、初めて下降したことも明らかになった。なかでも工科と法律系の学生の希望額減少は明らかで、それぞれ5.7%と7.6%となっている。
これらの背景には、学生たちが給与や福利による“安心感・安定性”よりも、“仕事と生活のバランス”をもっとも重要な就業目標としていることがある。学生たちは
“会社が提供する職業キャリアと個人の興味が一致すること”、“勤務地(施設までのアクセス、通勤の利便性など)”“従業員の貢献度を重視、尊重してくれること”などをより重視している。【東方早報 4月5日 転載】

