画像タップ→拡大してご覧いただけます
やあ、皆んな。待たせたな。今年の上海の春は例年に比べ少し長い気がする。とても気持ちが良い。しかし、実は私はあまり上海の春が好きではない。上海の街路樹プラタナスの種子(花?)が舞い、目や呼吸器系を襲ってくるからだ。この種子が絶妙な大きさで、目に入った時のゴロゴロ感と痛みはまつ毛を超え、呼吸器系にスポッと入り一度入ると咽せるどころか、咳がしばらく続く事になる。やっぱり秋が好きかも…。
加え、一部の上海在住の人限定だとは思うが春はコロナ禍を思い出す。思い出したからとは言わないが、コロナ禍直後に麺インブラック(以下MIB)のメンバーと訪れた店を再訪してみた。当時は感染拡大防止の為に持ち帰りのみ対応という事で入店を諦めた店。その後、日を改めてMIBフルメンバーでお邪魔した良い思い出の店である。
とりあえず量が多く、味が濃いスープ。麺自体もしっかりコシが有り美味い。強火で炒められた香ばしい具にはガツンとニンニクも効いている。食欲をそそるビジュアル、魅惑の茶褐色。炒めた具が乗る麺は中国で〝現炒〟と呼ばれる。〝現炒麺〟は見た目こそ悪い時が多いが、提供時の温度と具の香ばしさが美味しさの評価を底上げ。有名どころだと老弄堂や、復興麺王等が該当する。どちらも一流店。MIBは無類の〝現炒麺〟マニアだ。
私個人の意見ではあるが、ラーメンは中国より日本の方が味が濃く、塩気も日本の方が強いと思う。だから日本人はラーメンをご飯と一緒に食べるのかも知れないと。今回の麺は塩気が強い方。塩味が強いからなのか〝現炒〟だからかは分からないが、麺にかける具と同様の物をかけた丼物も人気がある。
私達はあくまで麺の調査が活動テーマなので避けたが、読者の皆さんはぜひ丼物にも挑戦してみてほしいと思う。
小管面館(xiǎo guǎn miàn guǎn)
住所:上海市黄浦区打浦路451号
電話:186-2178-7779
営業時間:00:00〜24:00
「Whenever」「らくらくプレス」の誌面は
電子版でもご覧いただけます


またはこの公式WeChatメニュー欄からもアクセスが可能です。ぜひご利用ください。
この情報が役に立つかもしれないと思ったら、右上の「…」「转发给朋友」またはページ最下部の「分享」からお知り合いにシェアいただけます

