皆様の健康な歯の為に
誠心誠意・一所懸命の診断治療
2006年から上海に渡り、約20年間の長きにわたり日本人駐在員とその家族に対して、誠心誠意・一所懸命をモットーにした歯科診断治療にあたってきたパールデンタル院長歯科医、石原愛民氏にこれまでの人生の振り返りと今後の抱負についてインタビューをさせていただいた。

いしはら・やすたみ●1967年生まれ。和歌山県新宮市出身。明海大学歯学部卒業。卒業後、大学病院に勤務し保存修復歯科治療を習熟。その後、埼玉、東京の歯科医院にて約8年間歯科治療に従事し、歯科医師としての治験と技術習得。NPO法人歯科医学国際支援機構や東京都医科歯科東京共同組合で海外派遣認定歯科医師を務め、05年~06年に東ティモール海外派遣医師団リーダーとして現地に派遣され活躍。06年から現職。約20年上海にて歯科診察治療に従事している。
私の父親が歯科医師でしたし、姉も歯科医師になりましたので、皆さんからは私が小さい頃から歯科医師になることを目指して目標通りに歯科医師になったと思われがちですが、そうでもありません。那智の滝、熊野古道などの世界遺産で有名な紀伊半島の豊かな自然にはぐくまれて育ちました。小学生の時から合気道道場に通い、中学はハイキング部、高校は合気道部に属しておりましたので、勉強よりもスポーツやアウトドアの好きなタイプでした。また、大学時代はバレー部に属しておりましたし、秀才タイプというより自然体で自分のやりたいことに一所懸命になるというタイプだと思います。
歯科医師になっても、日本国内でずっと医師をやるということをせず、東ティモールに派遣され、歯科検診・治療をしながら、現地の歯科医師をOJTで育てる経験を05~06年に体験いたしました。和歌山県の田舎育ちなので、原始的な住居、劣悪な食事環境にも溶け込み、病気もすることなく任務を全うできました(デング熱に感染し、帰国する人もいましたが)。06年、引き続き海外にて歯科治療に従事したいと思っていたところ、上海パールデンタルの求人募集に応募し、立ち上げから現在まで、共同オーナー&歯科医師として約20年上海パールデンタルにおいて治療と経営にあたっています。
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ー歯科治療にあたって留意をされてきたことはどんなことですか?
06年に私がパールデンタルの歯科医師に就任したときは、まったくのゼロからのスタートでしたので、パールデンタルを知ってもらうこと、私自身を知ってもらうことから始めました。フリーペーパーや口コミで多くの患者の皆様にパールデンタルを知っていただくとともに、来ていただいた一人一人の患者に誠心誠意をもって治療することを、20年ずっと継続してやってきました。日中関係により大変難しい時代も何度か経験しましたし、コロナにより休業を余儀なくされ、撤退の危機もありましたが、なんとか乗り越えてきました。
私は不器用な人間なので、お金稼ぎ目的でやるとか、手抜きで表面的に上手く治療するなどといったことができず、常に一所懸命、100%全力投球で誠心誠意治療にあたるということを信条にしています。今振り返ると、海外、特に中国上海での検診・治療が圧倒的に長くなってきましたが、私の歯科医師人生は波乱万丈ながら、オンリーワンのマイウェイを歩んでくることができたことを誇りに感じるようになってきました。
場所は徐家匯にありますので、患者さんは日本人の駐在員とそのご家族で、この近くに住んでいる方、勤務する方が中心となっています。わざわざ虹橋方面から来ていただいている方もいらっしゃいますし、再赴任になった方で、ご自宅から離れているにも関わらず、わざわざここまでいらっしゃる方もいますので、20年の長きにわたり診療を継続してきたことに対して、本当に良かったなあと心から感じております。
私は長年、日本人技工士、専門スタッフと連携してより良い技工物(かぶせ物)、より良いサービスを追求してきました。一般治療および審美治療は私が受け持ち、その他の分野(矯正)については高いクオリティを持つ専門医がそれぞれ担当しております。しっかりした技術をもつ日本人技工士は、一人一人にあった細部まで調整された技工物(かぶせ物)を安心できる材料により作成しております。また、事前カウンセリングとして、治療にいらっしゃる前に、納得して治療を受けていただけるようにWeChat等で事前に情報交換をしております。さらに、初診やその後の治療に十分な時間をとり、症状や治療法などを模型や写真を使いながらわかりやすく説明するよう努めております。そうすることにより、患者の皆様が、安心して治療を受けられるメリットがあると思っております。
「保険適用外の治療は日本と同等、もしくはお得なものもあります」と石原医師
ーパールデンタルで治療を受ける際のワンポイントアドバイスをいただけますか。
日本に一時帰国をされたときに、慌てて治療してくるという患者の方もいます。一時帰国されて滞在する期間は1週間から10日間程度ですので、この短期間で歯を治癒するのは結構難しいことです。歯は一生付き合っていくものなので、中途半端に治療して中国に帰ってくるより、帰国前から上海にてしっかり継続した治療をした方が治癒への近道になるのではと思います。
次に、日本の保険適用外の自費治療がお得だということをお伝えしたいと思います。日本の保険が適用される金属や材料は必要最低限のクオリティとなるので、耐用年数が短くなりがちです。自費治療の金属や材料は、歯に優しく、適合も良いものが多いです。例えばセラミッククラウン、セラミックインレーなどの白い歯やバネのない入れ歯は、日本でも高額ですが、当院では同等のクオリティで、日本と同等もしくは日本よりお得に作成できます。日本への本帰国の前に駆け込みでやってきて、保険適用外治療をされる方も多くなっております(笑い)
さらに、日本の健康保険でも還付金が出る治療があるということを認識していただきたいと思います。上海での歯科治療については、海外旅行保険だけしか使えないのではと思っている日本の方も多いのですが、日本の国民保険、社会保険から還付金が出る制度(治療費の一部が還付される)も利用できます。歯垢や歯石除去などでもご利用できますので、まずはお問い合わせいただきたいと思います。定期健診をしていただき、健康な歯の維持と早急治療に是非努めていただきたいと思います。
一日一日を大切にしながら、患者の皆様に誠心誠意尽くしていきたいと思っております。私ももう数年で還暦を迎える年齢になってきました。お蔭様で様々な経験を経てきましたので、自信を持って皆様に嘘のない、患者に寄り添った治療ができると信じております。事前に説明をしながら、患者の皆様に納得していただける治療の提供に専念していきたいと思います。
数年前に上海で交通事故にあい、今は私自身の体のケアーもしながら、体調を整えるためにも自炊をしたり、漢方マッサージを受けたりしております。現役をできるだけ長く続けられるよう節制しながら全力投球をしていきたいと思います。是非、お気軽に御連絡いただければと存じます。
愛犬の「ゆき」。名前はアニメ「ハイジ」に登場する白い子ヤギから
[パールデンタルクリニック]

※住所など詳細はWhenever/らくらくプレスの医療リスティングを参照ください。電子版でも閲覧が可能です
※インタビュー及び提供資料に基づく情報はすべて取材対象者に由来しており、本誌がこれらの情報の正確性と完全性について、保証するものではありません。
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