市内に3路線、時速30kmで運行
上海中心エリアの静安寺から人民広場まで、上海初となる懸垂式モノレールを整備する計画が進んでいる。上海新国際博覧中心で4月8日開催された中国国際軌道交通展示会にて、モノレールの製造、整備などを手がける上海空列軌道技術会社の担当者が明らかにした。すでに関係行政部門に詳細な計画案を提出済みとしている。
計画では、静安寺から人民広場までの2.5kmのほか、長寧区から嘉定区にかけての4.7km、楊浦区から宝山区にかけての9.1kmの、計3路線を整備する。地上から車両底面までの高さは約6mで、時速約30kmにて運行する。
1車両あたり6、70名の乗車が可能で、最大で6両編成まで予定。無人運転システムの導入を目指している。車体にはガラスやアクリルなど透明素材をふんだんに用いる計画で、いつもと違った上海の眺めが楽しめる観光ツールとしても、存在感を発揮しそうだ。【東方網4月8日】

