
しょうゆラーメンがベースの「繁花“純”湯面」。麺は細いストレート麺
今年9月、古北エリアから静安区の西康路沿いに移転オープンしたラーメン店。店内には浜松まつりのポスターや祭りで揚げられる大きな凧が飾られている。というのも店長の杭さんは上海出身ながら静岡県浜松市で16年過ごした経験を持つ。日本でラーメンに魅了され、「日本の味を中国人にも伝えたい」との想いで2009年に帰国後、ラーメン店を始めた。移転前から愛され続けてきたラーメンの味はしょうゆがベース。濃厚な豚骨スープが人気を集める上海において、杭さんは「さっぱり食べられるしょうゆラーメンの魅力」を広めたいと語る。
イチオシは、昨年話題を呼んだドラマ「繁花」に由来する「繁花“純”湯面」(50元)だ。自慢のしょうゆラーメンをベースに焦げ目をつけた薄切り豚バラ肉を載せた一品。実は杭さん自身がこのドラマに日本のラーメン屋の店主として出演。主演の胡歌や関係者にラーメンを振る舞ったことから生まれたのがこのメニューだ。
ラーメンと並んで注目したいのが6個入りの「浜松餃子」(25元)。ニラ、白菜、生姜の3種があり、特に生姜味は常連客の提案から生まれた一品だ。3種の味を2個ずつ楽しむこともできる。また、杭さんは韓国料理店で長年勤めた経験を生かし、「ビビンバ」(45元)や「海鮮チヂミ」「キムチチヂミ」(各50元)といった韓国料理も提供。多国籍な味が楽しめるのもこの店の魅力だ。

浜松でポピュラーな「浜松餃子」。生姜味がおすすめ

店内に掲げられた大凧(左)と浜松祭りのポスター

麦茶、コーラなどのウェルカムドリンクは無料

店長の杭さん(右)。店内モニターでは中国のメディアによる取材の模様とともに、ドラマの出演シーンも流れる

西康路沿いに佇む店
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜22:00

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