日系飲食店が連なる安龍路の一画に今年9月、オープンした「鉄板居酒屋 真心」。関西からやってきた日本人料理長が作る本格的なお好み焼きや、アイディア溢れる創作鉄板焼きをリーズナブルに楽しめる。
同店の一押しは、粉からソースまで自家製にこだわった「お好み焼き」(35元~)。ふっくらと焼き上げられた生地の中には、シャキシャキのキャベツがたっぷり。甘さをおさえたコクのあるソースが、その味わいをより引き立てている。大葉の爽やかな香りと、卵のマイルドさが癖になる「生トマトソースお好み焼き」(50元)など、新感覚のお好み焼きが味わえるのも同店ならでは。
京都で30年続く老舗の鉄板居酒屋で腕を磨いたという料理長。「お好み焼きを最後の〆に食べる関西スタイルを広めたい」という思いから、お酒が進む創作鉄板焼きやおつまみ類も豊富に提供している。バジルを加えたスペイン風トマトソースで味わう「スペイン風若鶏もも肉のケッカソース和え」(38元)や、バターをたらして山椒を効かせた「ずり(砂肝)」(38元)など、味付けに工夫を凝らした品々は“必食”だ。
「気軽に来てもらえるように」と、おつまみは18元から提供。毎月6日の「まごこ『ろ』デー」には、1杯目のビールが半額に。料理にもサービスにも“真心”が詰まった同店が、上海で暮らす日本人の胃袋をつかむ予感満載だ。
鉄板をぐるりと囲むカウンター席
ソースに魚介のだしを使った新感覚の“ エビマヨ”「エビとブロッコリーの魚介マヨソース和え」(48 元)
甘くない関西風のふっくら「だし巻き」(30 元)



