海外での駐在生活は、夫婦にとって一つの大きな挑戦です。言葉の壁、文化の違い、子育て、キャリアの中断…。駐在員パートナーにとっても、目まぐるしく環境が変わる毎日。そんな中、「パートナー(駐在員)のあのひと言に救われた」という声が集まりました。特別な言葉ではないけれど、ふとした瞬間にかけられたひと言が、思いがけず心の支えになることもあるようです。この記事が、日頃は言葉にしづらい気持ちを届けるきっかけになればと思います。
“感謝”は言葉にするだけで“応援”になる
「『今日もありがとう』と声をかけてくれる」「作った食事を『美味しい』と言ってくれる」そんなさりげない感謝の言葉が、驚くほどの励みになることも。
「喜んでもらえて嬉しいし、『自分もがんばってるな!』と自己肯定感が高まります」
特別な言葉でなくても、「感謝されている」と思えるだけで、毎日を頑張る力が湧いてくるそう。毎日一緒にいても、意外とお互いの気持ちが伝わっていないものです。些細なことにも「ありがとう」と口にすることが大切なのかもしれません。
背中を押してくれた“肯定の言葉”
「現地で人脈を広げたいので、よく食事会に行っています。夫が稼いだお金だと思うと後ろめたい気持ちもあったのですが、『人と繋がりを作ることは、今の生活にはもちろん、今後にも生きる』と言ってもらえて前向きに。『対等な存在として尊重してもらえている』と安心感が得られました」
「『今だからこそできることは、どんどんやってみたら?』『君の時間も大事にしてね』と、趣味やボランティア活動を応援してくれる姿勢に救われました」
駐在員パートナーとしての生活は、「これでいいのかな?」の連続。そんな中で自分の行動を肯定してくれる言葉は心に沁みますね。
忙しい中にも、家族へのまなざしを
「専業主婦になってからは、家事や育児は自分の仕事だと思うようになり、夫に頼るのに少し勇気が必要でした。 それでも、そっとお皿を洗ってくれる姿に思いやりを感じます」
「『今日は何してたの?』『子どもたちはどう過ごしてた?』と家族への関心を持ってくれていると、心が軽くなります」
多忙な中でも家族を大切にしようとする姿勢に、安心と信頼を感じる——そんな声が多く聞かれました。
言葉の力でよりよい毎日を
慣れない海外生活の中で、支えあえるパートナーの存在は何よりの力になります。ふとしたひと言や思いやりある行動が、相手の心に深く届き、前向きな毎日をつくるきっかけになることも。感謝や尊重の気持ちを伝えあうことは、どちらか一方のためではなく、夫婦ふたりにとってのメリットにもつながります。この記事が、ふたりの関係をより温かく、実りあるものにする小さなヒントになれば嬉しいです。
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