昆明まで10時間の高速鉄道要衝
16年に開通見込みの、上海市と雲南省昆明市をつなぐ高速鉄道「沪昆高鉄」で要衝とされていた「壁板坂トンネル」が6月7日午前、4年半の工事を経て完成した。
雲南、貴州の省境にまたがり全長14.756kmに達するこのトンネルは、周辺の複雑な地層によって、4段階ある施工難度のうち最高難度のI級リスクトンネルとされ、トンネル自体が「地質博物館だ」と言われるほど。これら地層に適した形状として、従来のかまぼこ型でなく、三角形に近い形状が採用されているのも特徴だ。地下を走る部分もあり、最深部は地下735mに達している。
沪昆高鉄は上海から浙江省杭州市、江西省南昌市、湖南省長沙市、貴州省貴陽市を経て昆明に達する、国内最長の2264kmを誇る高速鉄道。最も多くの省を経由する高速鉄道でもある。開通後は、現在40時間かかる上海-昆明間を10時間で結び、東西の文化・経済交流の活発化に大きな役割を果たすことが期待されている。【新華網6月8日】
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