連日5t、環境破壊との意見も
生命を救うことで功徳を積もうと、上海蟹約5tを放流用に購入する集団が連日、浙江省杭州市の新農都水産市場に姿を見せている。蟹の相場価格は500gあたり40から50元で、この集団は5tまとめ買いすることで1回約30万元を支払い、買った蟹は夕方に銭塘江へ放流している模様だ。水産局の専門家らは今の時期に1 カ所に大量の成長した上海蟹を放すことは、環境保護、上海蟹の生態の両面から望ましくないとしている。
水産市場で店を構える男性によると、この集団が現れるのは午後3 時ごろ。上海蟹を見ると活きが良いか確かめ毎回5t分、すでに10日以上にわたり購入している。卸売業者の胡さんは上海蟹を中心にスッポンやドジョウなどまで大量に買う彼らを目撃、興味を持ち「誰かにあげるのか、加工に回すのか」と質問したところ、「放生する(逃す)」との答えを聞き驚いたと語る。
同市の水産技術部門で働く郭水荣氏は、「上海蟹の大規模な放流は、関係部門の管理に従い、規定された時間、地点、品種で行うべき」と、無計画な放流に警鐘を鳴らす。なお同市は開放水域への外来生物の放流を「杭州市漁業資源保護管理規定」で禁止しており、違反者へは2000元以上2 万元以下の罰金が科せられる。【銭江晩報11月19日転載】
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