大数跨境
0
0

【Biz取材速報】中国、手造りへのモチベーション

【Biz取材速報】中国、手造りへのモチベーション 漫步创媒Whenever上海
2017-11-27
0
导读:IT大国ぶりが喧伝される中国だが、リアルな手造りへの情熱はどうなっているのか。関連する展示会で様子を見てみた。

Whenever BizCHINA 取材サイドストーリー
 
 BizCHINA12月号では、スマート製品があふれかえる中、中華の伝統美にこだわり手造り厨房家具を世に問う職人派インテリア・メーカーを紹介した。モバイル生活にオンライン消費、キャッシュレス決済にシェアリングと、一見すると製造業よりITが隆盛な中国だが、筆者自身の取材経験を振り返ると、けっこう実体を備えた物を造ることが好きな人々でもある。ちょうど「第3回上海国際手造博覧会」なるイベントが開かれていたので様子を見にいってみた。

↑ 会場内の様子。伝統機織り機を体験する子供たち

 

参加者、成約額とも急増
 同イベントは上海手造街信息技術、上海公共芸術協同創新センター、上海創意設計工作者協会が共催しており、2015年にスタートした。今回は11月24日から26日まで、上海市内のコンベンション・ホールで開催された。日本、フランス、トルコのホビークラフト団体も協賛したようだ。
 主催者発表によると、参加者数は15年が4万9100人、16年が6万2000人と順調に拡大しており、今回は8万人ほどの来場を見込んでいた。16年の出展者数は、国内93、国外64の計157者で、15年出展者の94.8%にあたる74者がリピーターとなっていた。BtoC主体だった15年から、16年にはBtoBにも範囲を広げたところ、開催期間中の成約額は15年の確定700万元・見込み2000万元から、16年は確定2400万元、見込み8600万元と4倍前後に急増している。

↑ こちらは陶芸体験コーナー

↑ 木工細工も人気

 

熱気に満ちた会場
 今回も会場には編み物、アクセサリー、縫製、美術、手工芸品、伝統工芸品、家庭園芸、美容、カルチャー教室、民族工芸品、軽食、と広範な分野にわたるホビークラフト関係者が出展しており、有料・無料の体験コーナーも充実、親子連れを中心に老若男女幅広い層が、さまざまな手造り品・手造り体験を楽しんでいた。活気と熱気は相当なものである。
 キャストコンサルティング(上海)が以前、BizCHINA連載コラム「都市別マーケティングレポート」で、デジタルでは不可能な“自分ならではの表現”を楽しめる手帳や、ネットでは得られない“生身の体験”を求めてカルチャー・センター型リアル書店の人気が高まっている様子をレポートしていたが、“手先を動かす・生身で味わう”ことへの積極性にも注目しておく価値はあるだろう。突き詰めれば、ITを生み出すのも生身の人間の力なのだ。

↑ 紙漉き兼紙工芸。世界3大発明品とも呼ばれる“紙・火薬・羅針盤”は中国発祥

↑ 上海南東部の古鎮・新場に伝わる棕櫚を編んだ工芸品も出展。新場古鎮では街角にも飾られている ↓

【声明】内容源于网络
0
0
漫步创媒Whenever上海
上海生活に役立つお得な情報や中国現地のビジネス情報を日本語で配信しています。
内容 4659
粉丝 0
漫步创媒Whenever上海 上海生活に役立つお得な情報や中国現地のビジネス情報を日本語で配信しています。
总阅读9.7k
粉丝0
内容4.7k