あの人気焼肉店「KING大志」がさらなる新業態を3月3日、世に送り出した。昨年登場の牛串専門店「小大志」隣にオープンしたのは、うどん居酒屋「居心地屋たいし」。だし、粉、新しさを追求したうどんで客をもてなす。3月20日まで行われた「1人2つクレームを言ったら会計2割引き、言わなければ2割増し」という異色のキャンペーン、その背景にある改善点を引き出そうとする貪欲な姿勢は、客の間に小さからぬ反響を呼んだ。
一押しの「たいしの肉うどん」(68元)は「秘伝の黄金だし、北海道産小麦粉、ニュージーランド産和牛種肉」の「こだわり三か条」からなる。澄んだつゆの中のうどんは快いのど越し。甘辛く煮付けられた牛肉のうまみも、うどんと喧嘩することがない。温泉玉子をいつ、どうやって食べるかも楽しい悩み。その他にも、大きなカツが浮かぶ「黒毛牛へレカツカレーうどん」(88元)、カニの甲羅と身、玉子がつゆを覆い尽くす「蟹だし卵うどん」(78元)など固定観念にとらわれない新機軸うどんが目白押しだ。
他にもおすすめは多数。「スペイン産イベリコ豚のねぎしゃぶ紙鍋」(128 元/2 人前)は脂に甘みがある豚を香り高い昆布だしにくぐらせる。高級豚肉をこの価格で提供できるのも、精肉卸直営ならでは。岩盤焼きの「厚切り牛タン」、「お出汁卵焼き」など、豊富なあてをひとしきり楽しんだら、うどんで締めるのがたいしのスタイルだ。

落ち着ける畳敷きの店内。大きな提灯が目に飛び込む

「イベリコ豚のねぎしゃぶ」は絶妙のタイミングで引き上げて肉の真価を味わいたい

渾身の「肉うどん」は、味わう順番いろいろ

大きなテーブル席がフレンドリーな印象

[居心地屋たいし]
住所:長寧区威寧路150 号-5
電話:021-6215-6686
営業時間:17:30 ~ 23:30(LO 23:00)
席数:44 席



