
「良い中華料理は食べた後にも口の中が乾かない」と教えてくれたのは、ある上海女性。油や調味料でごまかさない、食材そのままの魅力を教えてくれる店がある。
広東料理店「鴻星薈海鮮酒家」は、香港地区、マレーシア、フィリピンの魚介を使った海鮮中華の名店。あんかけ炒飯「鮑汁福建飯」は、店の姿勢がよくわかる品だ。サラリと炒めた炒飯の上には、ホタテ、エビ、豚肉、野菜のあんかけ。アワビとホタテから出るエキスが具材をまとめ、異なる食感と風味が渾然一体となった幸せな一口を約束してくれる。店では、メイン1品を頼むと人気の「熊宝宝」(8.8元)が無料に。「熊宝宝」は、羊羹とクマ饅頭のセット。動物点心はほかにもコアラ、ウサギ、子ブタなど10種類。1個から注文できるので、可愛いもの好きな人と。
正装で微笑みながらサービスされると、上客になったようで少しくすぐったい。1989年の開業から28周年。現在、カニ料理など通常100元相当の品々を28元で提供する感謝企画も行われている。

中国野菜「菜心の炒め物」(68 元)菜の花に似た茎の歯ごたえが楽しめる

「ライムと薔薇のソーダ」(35 元)月、水、金曜に1杯頼むともう1杯無料

鴻星薈海鮮酒家
住所:黄浦区淮海中路300号K11購物芸術中心4階
電話:021-5386-9666
営業時間:11:00~14:45、17:30~21:45
平均予算:昼100元~、夜500元~
席数:290席
※サービス税10%別途



