徐家匯駅近くの港匯恒隆広場内に台州料理店「酔東」がオープンした。
台州料理は辛さも強いクセもなく、日本人にとって食べやすい味。「稲臼年糕焼東海鯧魚」(139元)は白身魚と餅を軽く煮付けた。当日入荷の魚を用い、煮付ける時間はわずか3分ほど。魚の柔らかさが際立つ、新鮮でないとできない調理法だ。鶏がら、豚足、昆布などを12時間煮込んだスープはまろやかで滋味に富む。
「沙蒜豆面」(179元)は日本人にはなじみのない、いそぎんちゃくの一種“沙蒜”を使用した料理。紹興酒や醤油でさつまいもから作られた麺と炒めた。細かく刻まれた沙蒜はクセがなく、ややぷるんとした食感だ。
筍をマッシュルームやナッツと炒めた「鮮筍香炒蘑配夏威夷果」(59元)は、ころっとした具がつまみやすい一品。季節により使用する筍が変わり、旬を味わえる。
店内にはバーテンダーがいるので酒と一緒に料理を味わってほしい。酒は豊富な種類があり、なかにはオリジナルのカクテルも。「The Orient」(78元)はウィスキーに茶酒、オレンジやライムを合わせたカクテルで、柑橘が香り飲みやすい。飲めない人にはノンアルコールのカクテルがおすすめ。10月12日までは本紙の提示で午前11時から午後2時までのランチタイムにノンアルコールカクテルを半額で提供する。

「稲臼年糕焼東海鯧魚」の丸い餅は手作り

沙蒜は肉を思わせる食感と味。精力がつくという

「鮮筍香炒 蘑配夏威夷果」は9月は夏筍、10 月には秋筍で提供する

東洋をイメージした華やかな店内
[酔東 Oriental House 港匯店]
住所:徐匯区虹橋路 1 号港匯恒隆広場北区 540
電話:021-5466-0118
営業時間:11:00 ~ 23:00
席数:105 席




