
Whenever BizCHINA 8月号 IoT記事が盛りだくさん/仮想世界での手術教材を直撃取材(上海以外は8月1日配布開始)

SCSK上海 董事総経理 細谷 友行 氏
新総経理3つのビジョン-中国語利用促進、体制拡充、対日逆輸入
SCSK上海では4月30日、新しい董事総経理に細谷友行氏が就任した。着任早々に打ち出したビジョンは、①社内における中国語利用の促進 ②採用強化による体制拡充 ③中国の優れたITソリューションの対日逆輸入──と、大胆な目標が並ぶ。取引先のほぼ全てが日系企業だった同社にとって、未踏の領域へと大きく踏み出すことになる。ビジョンの背景を細谷氏に聞く。また、活躍中の社員諸氏の言葉を通して、同社の姿を読み解く。

日系企業向けIoTサービス特集2017
~いま、中国で取り組むべきIoTとは!?~
2025年に製造強国、2049年に製造大国を目指す中国では、「中国製造2025」の政策のもとビッグデータやIoTによる取り組みが加速している。また、製造業を中心に生産性の向上を図る現場改革にIoTを検討する日系企業も増えている。中国に拠点を構える日系企業が取り組むべきIoTとは何か? IoT活用の様々なサービスやソリューションをご紹介する。
企画・編集:BCN上海/比世聞(上海)信息諮詢有限公司

仮想世界で外科修行
メディカル教材開発メーカーを直撃取材
人体を対象とする性格上、訓練の教材も機会も限られてしまうことは、外科手術の分野における長年の悩みだった。その状況を改善する手段のひとつとして、VR(仮想現実)にスポットが当たっている。仮想世界を動き回る技術を応用し、手術室でのオペレーションを疑似体験しようというもので、IT業界からの参入も相次いでいる。
店頭公開企業・上海医微訊数字科技(Invision)もその一例だ。各医療分野の専門家10人以上から成る顧問団と連携して、1000種類以上の人体解剖グラフィックス、200種類以上の手術教育動画、それらをベースとしたVR製品などを制作している。16年に市場投入した外科手術教育プラットフォームは、同社VR製品を用いた仮想空間内での外科手術の模擬訓練など、さまざまな機能を搭載しており、需要を伸ばしている。
シルクロードへの生産拠点進出を目指す中国トマト産業など、中国経済ニュースを多数紹介。世界各地の物流ニュースや、IT、日系自動車関連ニュースも。



