工業園区開発などを手掛ける招商局は8月21日、同社などが出資するベラルーシの工業園区開発会社と吉利汽車が協力協定を締結した、と発表した。自動車エンジンを中心とした部品産業の集積を推進する。
同開発会社「中国・ベラルーシ工業園区開発社」は、2012年8月にベラルーシの首都ミンスクに設立された。中国機械工業集団、招商局、中工国際工程股份、ハルビン投資集団、ミンスク州政府、ミンスク市政府、The Belarusian holding company Horizontが共同出資したもので、中国側の出資比率が68%、ベラルーシ側が32%を占めている。工業園区の企画設計、土地開発、交通インフラ建設、企業誘致などを手掛けている。
今回の提携は、吉利汽車のベラルーシ現地法人と同開発会社、工業園区管理委員会の3者間で締結された。吉利汽車は既にベラルーシに3億5000万ドルを投じて自動車工場を立地しており、今後、同工業園区と連携を深めながらエンジンの生産体制を強化していくことになる。

↑吉利汽車、中国・ベラルーシ工業園区開発社など3者が協力協定を締結した(招商局のニュース・リリースより)



