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スマートフォン開発大手OPPO広東移動通信は12月26日、北京で開発者大会を開催し、5G時代に向けたAIアシスタント「Breeno」の市場投入と、10億元を投じて世界各地のエンジニアや協力企業を結びつけインテリジェント・サービスのエコシステムの構築を目指す「引力計画」を発表した。
Breenoはセンシング、意思決定、機械学習などの機能を統合したAIアシスタント。スマートフォンとその他の機器をつなぎ、ユーザーに統合的かつ円滑なAIサービスの提供を図る。
自然言語認識、knowledgegraph(事物間のつながりを機械が理解し、より広範なアプトプットを提示する技術)、context computing(人や状況の変化を機械が理解し、変化に対応したアプトプットをおこなう技術)などの認識技術を搭載しており、ユーザー個々のニーズに合わせたサービスをnatural multimodal interaction(音声や手書き文字、身振り、視線といった自然のコミュニケーション形態によりインプット・アウトプットをおこなう技術)を通じて提供する。
一方の「引力計画」は、10億元を投じて優秀な開発者たちを惹きつけるためのプロジェクト。2018年10月時点で10万人いる開発協力者たちにシステム・レベルでの開発環境をシェアし、開発コストの削減と品質の向上を図る。

↑Breenoについて発表するOPPO副総裁兼ソフトウェア・エンジニアリング事業部総裁の呉恒剛氏(OPPOのニュースリリースより)



