AI処理に特化した半導体・AIチップの開発を手掛ける北京のHorizon Roboticsは9月9日、新型エッジAIチップの「旭日3」を発表した。エッジAIとは、IoTでつながった各デバイスに搭載して、異常判定や予兆保全をおこなうためのAI。
同社は2015年設立。自動車やデジタルカメラを主対象とするAIチップの開発をおこなっており、中国内外の大手自動車メーカー複数ともパートナーシップを結んでいる。
旭日3は線幅16nmで、2.5Wの消費電力のもとでは5TOPS(1秒間に5兆回演算できる)の計算能力を備えている。インターフェイスは豊富で、ISP(Image Signal Processor=画像処理ユニット)の性能にも優れているという。
SoC(System on Chip=ひとつのチップの上に、装置やシステムの動作に必要な諸機能を実装された集積回路)としての基礎能力の上に、CPU、Codec(暗号化と復号化を双方向にできるアルゴリズム)、ISPなどの諸機能を備えている。
高性能のネットワーク上における画像認識能力は11.4TOPSを超えており、GoogleのEfficientNetにも対抗できるという。

↑ 新型エッジAIチップの旭日3(Horizon Roboticsのリリースより)



