コネクテッド車の開発を手掛ける南京のBYTONは11月22日、広州モーターショーで、コネクテッドEV“M-Byte”の量産モデルを披露するとともに、CASE時代の車内空間を表す“第四空間”という呼称を打ち出した。
M-Byteはレベル3自動運転を搭載した同社の電動SUVで、2019年1月にコンセプト車を発表していた。今回披露したモデルはコンセプト車の設計を90%の高水準で維持。2020年に中国国内での発売を開始する。また、中国・欧州・米国の三大市場で、販路開拓と充電インフラやアフターサポートの整備を進めている。
コネクテッド車として、コックピットの大型パネルは同社モデルの強烈な個性となっている。今回のモデルには48インチの大型パネルを搭載し、ゲーム、シネマ、TV会議、森林や星座などを映すムード演出など、エンターテインメントからビジネスまで、さまざまな日常シーンに活用できる車内空間をデザインして、職場・家庭・社交場につづく人間の活動ステージとして“第四空間”の概念を提唱していく。
同モデルの航続距離は、欧州の燃費基準NEDCベースで550km。
(BYTONの11月22日付ニュース・リリースより)

↑ 48インチの巨大パネルが特徴のBYTON(写真はBYTONのニュース・リリースより)

↑ ゲームをはじめ多種多様な生活用途に使えるコネクテッド車の車内を、人の活動領域の“第四空間”と呼称した(同)



