
ローストチキンはブランド鶏「妃子鳳」を使用
江蘇路駅と中山公園駅間の愚園路は歴史的な価値がある建築物が並ぶエリア。そこには洗練された西洋料理店も多い。この一角にイタリア料理店「Onita」(オニータ)が6月5日、開店した。イタリアの少女の名をとった店で気鋭のシェフが新しい味を生み出している。
店が建つのは昔の住居群を改装した一画。開口部を大きく取り、白い壁と暖色の明かりが優しい雰囲気を作る店構えは道行く人の目を止める。壁の一面は元の西洋風住宅のものをそのまま利用した。90年代生まれのシェフは若いながら経験10年。伝統の西洋料理をよく知りながら、そこには満足せず味と華やかさを両立させたメニュー作りに没頭している。
シェフおすすめの「roast chicken with sauces」(98元)は、鶏の皮は適度な焦げ目をつけてサクサクと歯応えを楽しめるように、やわらかな肉はあくまでしっとりと仕上げた。手作りのソースと鶏の脂をよく吸った付け合わせのジャガイモも、さらなる食欲を呼ぶ。「foie gras mousse」(138元)はカラメリゼしたフォアグラのムースを、7種の穀物を使った自家製パン、季節の果物と一緒に食べる。甘味、酸味、塩気の一体感が楽しめる一皿。リゾット「slow-braised beef ribs risotto」(78元)は時間をかけて調理した牛肉と甘酸っぱいトマトの風味が好評だ。

鴨肉のコンフィ「duck confit」(78 元)も人気だ

「foie gras mousse」は新しい料理の発見にかけるシェフの気概をよく表している

思わず目が行く店の外観
[Onita]
住所:長寧区愚園路1088弄48号103
電話:135-2403-9635
営業時間:10:30~21:00
席数:40席



