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【ビジネスインタビュー】日清食品(中国)投資有限公司董事 市場部部長 岩切啓二氏

【ビジネスインタビュー】日清食品(中国)投資有限公司董事 市場部部長 岩切啓二氏 漫步创媒Whenever上海
2023-09-06
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导读:日本仕様・品質のカップヌードル、焼そばU.F.O.、チキンラーメンを中国市場に次々と投入し、即席麺市場でのさらなる開拓にチャレンジする日清食品の岩切啓二董事市場部部長に中国ビジネスの展開について話を伺

日本品質のカップヌードル、U.F.O.、チキンラーメンを中国市場に投入

 香港地区で4年勤務の後、本年3月より上海に赴任。日本仕様・品質のカップヌードル、焼そばU.F.O.、チキンラーメンを中国市場に次々と投入し、即席麺市場でのさらなる開拓にチャレンジする日清食品の岩切啓二董事市場部部長に中国ビジネスの展開について話を伺った。


いわきり・けいじ●宮崎県出身。1997年日清食品株式会社入社。日本では開発部、マーケティング部、営業部と幅広い分野を歴任。2015-18年トルコ現地法人のマーケティング・営業部門を統括。2019-23年香港現地法人のマーケティング部営業部門統括、2023年3月より現職。中国大陸での即席麺市場のさらなる開拓を目指す


―貴社はインスタントラーメン、カップラーメンを発明した会社として有名ですね。

 弊社はインスタントラーメン、カップラーメンの世界的な先駆者であり、創業者安藤百福が1958年に袋入りのインスタントラーメン「チキンラーメン」を販売開始した時までその歴史はさかのぼります。安藤百福をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「まんぷく」においても、商品開発と販売の奮闘はご紹介され、大変話題になりました。
 カップヌードルは1971年に初めて販売を開始しました。その後、「シーフード」「カレー」と次々に開発。チキンラーメンと3つの味のカップヌードルはロングランを続け、弊社の看板商品としてお客様に広く愛され続けております。


―中国進出についてお聞かせください。
 弊社は中国香港地区に1984年に進出し、中国大陸・香港地区において40年の歴史がございます。おかげさまで日清ラーメンは中国大陸市場でも、高級インスタントラーメンブランドとして着実に認知されてきております。中国大陸には広東省、福建省、浙江省の3カ所に現地工場を持ち、中国全国に販売する体制ができております。
 私自身は2019年3月から4年間、香港地区のマーケティング部及び営業部統括を務め、本年3月から中国大陸のマーケティング部長として上海に赴任しました。とはいえ13億人の大きな市場からいうと、まだまだ弊社の中国でのプレゼンスは発展させる余地が大きく、チャレンジしつづけなければならないと思っております。

―日本仕様の看板商品を中国現地生産し、販売をスタートしたとお伺いしました。
 コロナ前は訪日の中国人観光客が爆発的に増え、日本の食品を愛する中国人消費者も増えていました。現在、まだ訪日中国人の数は回復していませんが、日本の食品に対する中国人の嗜好は着実に高まっております。
 弊社では日本で長く愛されている、3つの味の「カップヌードル」「カップ焼そばU.F.O.」「チキンラーメン」を日本の製法で中国生産、販売をすることにいたしました。日本での高い製品品質を維持しながら現地生産して、高付加価値の製品をお手頃な価格で、中国の消費者にお届けします。日本アニメファンの若い層、日本旅行を通じ日本に親しみのある層、日系企業で働く層、中国駐在の日本人などが最初のターゲットになるのではないかと思っております。販売場所については、輸出製品を多く販売している盒馬、シティースーパー、OLEおよび久光百貨店、髙島屋、新鮮館などの日系百貨店・スーパーマーケットです。オンライン販売も積極的に展開したいと思います。5月から販売をスタートした3つの味の「カップヌードル」と「焼そばU.F.O.」の販売は滑りだし好調です。


―最近売り出されたチキンラーメンについてはいかがですか。
 即席ラーメンタイプの「チキンラーメン」は8月から本格的に販売をスタートいたしました。チキンラーメンは麺自体に味付けされておりますので、お湯をかけて3分で食べられます。麺は、生卵が無理なく載せられるように真ん中に“卵ポケット”と呼ばれる窪みのある一工夫をしています。粉末スープをかける必要もないのでとても調理が簡便でかつエコな商品ですし、お菓子感覚でそのまま食べるお客様もいらっしゃいます。一風変わった即席ラーメンとして中国人に受け入れられるのではと期待しています。


―お休みはどのようにして過ごされていますか?
 週末に10キロほどのジョギングをしながら、街の散策をするのがとてもリフレッシュできる時間となっています。散策しているといろんな発見があり、とても楽しいですね。

 また、困っていると自然に中国の人が助けてくれるのですが、人間としての暖かさを感じます。月並みですが最近、万里の長城を見学に行きました。中国の悠久の歴史とスケールの大きさにただただ感動し、言葉が出ませんでした



[日清食品(中国)投資有限公司]
住所:上海市徐匯区宜山路425号光啓城501室
電話:021-6428-5757

※インタビュー及び提供資料に基づく情報はすべて取材対象者に由来しており、本誌がこれらの情報の正確性と完全性について、保証するものではありません。


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