
上海アートシーンから
インスピレーションを充電!
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上海のおすすめ美術館を3つあげるとすれば、浦東美術館と龍美術館と、あともう一つは今回紹介する上海当代芸術博物館です。発電所をリノベーションした建築物で遠くからでもわかる煙突が象徴的です。
この美術館は現代美術、建築、デザイン、ファッションの分野に強く、これまでの展覧会ではシャネル展や日本の建築家、磯崎新展が印象に残っています。2年に1回開かれる上海ビエンナーレ(双年展)のメイン会場でもあり、上海のアートシーンを語る上では外せない場所でしょう。
現在は現代美術(中国語では当代芸術といいます)のコレクション展を開催中。内容は結構充実しているのに、なんと無料です。展示されているのは様々なアーティストの絵画、写真、映像、インスタレーションなどなど。色々な技法や手法を使って社会の世相を表現するという現代美術の一側面を見ることができます。その中にはシリアスなものがある一方、笑えるものもあります。そういう時は笑っちゃうのが楽しむコツの一つです。私は現代美術ってお笑いに似ていると思っています。違和感(ボケとツッコミ)を楽しみましょう!
しばらく企画展はお休みしていたみたいですが、4月からはルーブル美術館のガラスピラミッドで知られる中国系建築家イオ・ミン・ペイ(貝聿銘)の展覧会が控えていたり、11月にはビエンナーレが開催されたりと、まだまだ上海のアートシーンを引っ張っていく存在になりそうです。

从前 ONCE UPON A TIME
上海当代芸術博物館(Power Station of Art)
日時:開催中〜5月5日
住所:上海市黄浦区苗江路678号
定休日:月曜

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