実力派シェフの技術に唸る
カジュアルフレンチで感動体験
カジュアルフレンチの創作料理が味わえる「ShanghaiY’s」が3月1日、凱旋路にオープン。18歳でフランスへ渡り、ミシュランの星付き店で修行をしてきた若き実力派シェフがオーナーも務める同店は、評判を聞きつけた多くの人で開店直後から賑わっている。
前菜からひと味違ったテクニックで魅せるのが“Y’s流”。「サーモンとアボカドのスイートチリソース」(42元)は、バターと砂糖で炒め青くささを消したアボカドの、外側はカリッ、中はとろりとした食感が楽しい一皿だ。
メインには、「柔らか牛タンステーキ」(62元)や「真サバ・醤油ガーリック」(42元)が揃う。1日赤ワインで漬け込んだ牛タンを5時間煮込んだステーキは、箸で切れる柔らかさ。白ワインとバターでソテーした野菜が添えられる。真サバは両面を低温でパリパリに焼き上げ、ニンニクと香草バターで炒めたのち、レモンでさっぱりと仕上げる。ふっくらとした身に閉じ込められた旨味を堪能しよう。
すべてのメニューはオーダーを受けてから調理。できたて、自家製にこだわっている。オーナーシェフが「中国で頑張っている皆さんにいいものを食べてもらいたい」と熱い思いで丁寧に作り上げる、感動の料理を味わってみて。
店内はシックでムードたっぷり。フランスワイン15種を揃える本格派だが、「デミグラスオムライス」(50元)などのお子様向けメニューも用意。家族のお出かけにも使えそうだ。





