中国社会科学院などは5月11日、中国主要都市の経済力と住みやすさをまとめたレポート「中国城市競争力報告」を発表し、上海市は経済力で3位、住みやすさで10 位だった。住みやすさは、生活環境、インフラ、住環境、社会秩序などを考慮したもので、大気汚染と住宅価格もランキングに大きな影響を与えている。
レポートによると、経済力のトップ3は順に香港地区、広東省深圳市、上海。4位以下は台北市、広東省広州市、北京市、江蘇省蘇州市が続き、香港・マカオ・台湾地区と大陸沿岸部が以前として高い経済力を誇っていることがわかる。大陸中部地区では湖北省武漢市の13 位が、西北部では陝西省西安市の34位が最高だった。
住みやすさのランキングでは、広東省珠海市がトップ。以下、香港地区、海南省の海口市と三亜市、福建省アモイ市と、南部の都市が上位を独占した。南部は大気汚染の程度が比較的軽いことから、環境評価での優位性が反映された形だ。また、住環境の評価では、平均収入と住宅価格の比率が大きく考慮されたという。
【現代快報5月12日】

