上海市の交通行政部門がこのほど、空港タクシーの回り道やぼったくりなどの被害の訴えに対し、取り締まりを強化すると同時に、浦東、虹橋両空港の管理部門と協力して浦東空港第1、第2ターミナル駅および虹橋空港の第2ターミナル、高速鉄道駅のタクシー乗り場に、乗客にタクシーの運賃などを案内するLEDパネルを設置した。
パネルには中国語と英語の2言語で、乗り場から徐家匯、五角場など6つのビジネス区域、人民広場、外灘など6つの観光地、上海駅、上海南駅など5つの主要交通スポット、23のホテルまでのおおよそのタクシー運賃が表記されている。初めて上海を訪れた外国人や地方から来た乗客でも、事前におおよその運賃を確認することで、悪意のある運転手によるぼったくりを避けることができる。
今回の措置は、市内90近くの高級ホテルで配布している「タクシー乗車提示カード」の効果測定を参考に実施された。ホテルから市内の主要交通拠点、観光地までの参考距離、値段などを記したこのカードは、11年より市交通行政組織が市内の高級ホテルへ配布を始めたもので、悪意のあるタクシー運転手への警告とぼったくり抑制につながっている。
【新聞晨報 1月16日】

