上海人が結婚にかける費用は平均35.2万元であることがこのほど、中国結婚産業調査統計センターのレポートによりわかった。この費用には近年よく言われている家、車の購入は含まれておらず、最も費用をかけているのは披露宴で、約7万元となっている。
上海市では毎年、いずれかが上海戸籍を持つカップル13万組前後が結婚している。レポートでは、彼らのここ数年の結婚時における消費傾向を分析。披露宴では1テーブル3000から3500元が相場で、平均20テーブルとして追加の飲み物代も入れると平均6.9万元が必要となる。次に高額なのが結婚指輪で、平均約3万元。さらに結婚式の小道具類及び新婦送迎のレンタカーに2万元、新婚旅行に2万元、新郎新婦のドレスに7、8000元、結婚写真に6000元など。これに新生活の家具、電化製品、部屋の模様替えなどを加え、約35万元となる。
また、近年ではこれらの準備を一括して進められるとして“結婚博覧会”も盛況だ。これは結婚に関わる約70分野の有名企業が一堂に会する展示会で、その場で比較・検討と申し込みができるだけでなく、実績ある企業ばかりのため品質面でもリスクが少ないと好評だ。この種の博覧会は09年ごろより始まり、今では10以上の都市に広がり、上海だけでも年に20回以上催されている。
中国では毎年、約1300万組が結婚しており、その市場規模は1兆4900億元。実にGDPの約3%を占め、結婚市場は国の経済にとっても重要な存在となっている。
【長江網 4月17日】

